現和の種子島大踊
げんなのたねがしまおおおどり
概要
これた鹿児島県西之表市現和(種子島)に伝承されているもので、三月二十七日と十月二十七日に踊られる。
風流系の太鼓踊の一種で、種子島に数多く分布するこの地方独特の芸能である。胸に大太鼓をかけた二十数人の踊り手が中心になるが、他に、入れ鼓、鉦、鉄砲、弓、刀の諸役が加わり、入れ鼓、鉦の役の歌につれて、一同豪快な踊を展開する。
始め出端があり、原則として何列かの縦隊を作って出て行き輪をつくる。次に木踊となるが、輪になってぐるぐる回りながら踊るのと、二列又は四列になって並んで踊るのと二通りある。
両手にバチを持って大太鼓を叩く百姓の踊と(両バチ)、片手に太鼓、片手にバチを持って片方から叩く武士踊(片バチ)とがある。
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