和琴(黒漆塗三引両散琴箱・琴柱箱共) わごん(くろうるしぬりみつひきりょうちらしことばこ・ことじばことも)

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工芸  漆工 / 江戸 / 日本  九州  佐賀県 

享保20年/1735年
桐製・木製 漆塗 蒔絵
(和琴)全長192.5cm 竜尾幅23.7cm 竜額幅15.4cm (琴箱)竪202.9cm 横32.5cm
1揃
佐賀県佐賀市松原2丁目5-22
財団法人鍋島報效会

和琴とは日本古来の音楽である雅楽で用いられる琴。本体は桐製で、葦津緒という絹の編紐で六本の絃を固定し、琴柱は楓の枝の二股になった部分を皮付きのまま用いる。本品も、葦津緒や琴柱の形状などは和琴の特徴を備えているが、竜頭の象嵌装飾は一般の和琴には見られず、S字状の反りもほとんどなく、全国的に類例のない稀少なものである。外箱と琴柱箱に仙台藩主伊達家の家紋である三引両紋が表されることから、宝暦8年(1758)に伊達家より7代鍋島重茂に嫁いだ源姫の婚礼調度と考えられる。また内部の墨書銘には享保20年(1735)とあるが、この年は源姫の母である利根姫が徳川将軍家から輿入れした年であるため、母親の婚礼調度として誂えられたものを娘が自身の婚礼調度として鍋島家に持参した可能性もある。

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