絹本著色両界曼荼羅図 けんぽんちゃくしょくりょうがいまんだらず

その他の画像全5枚中5枚表示

絵画 / 鎌倉 / 近畿 

奈良県
鎌倉
2幅
奈良国立博物館 奈良県奈良市登大路町50
重文指定年月日:20001204
国宝指定年月日:
登録年月日:
独立行政法人国立文化財機構
国宝・重要文化財(美術品)

倶利迦羅竜剣二童子図は中央に蓮華上に立つ三鈷剣に纏わりつく倶利迦羅竜王を大きく表し、竜王の右に矜羯羅童子、左に制〓迦童子を配した図である。竜王と二童子は遍身火焔に包まれており、いずれも海中の巌上に立っている。
 剣を四足で掴み刃先から呑み込もうとする竜王は金色身で、首に如意宝珠を付け、額に玉角一本が生え背には鋭い背鰭が尾先に至る。熾烈に燃え盛る火焔は、画面左上部にちぎれ飛ぶ火の玉まで表している。また蕨手状に立ち上がる炎を丹で表している。
 二童子は肥満した滑稽味のある表現で、矜羯羅童子は右手に持った棍棒を地に立て、赤紐で鈴を付けた棒端を押さえる右手甲に顎を乗せる。左手は腰脇につけて独鈷杵を握る。制〓迦童子は左手に棍棒、右手には三鈷杵を握り、竜王を見上げる。矜羯羅童子は白肉色身で、頭頂を剃り前髪を揃えて真っ直ぐに両目上まで垂らしている。両肩に青布を巻き、条帛は長く左腰下に及ぶ。制〓迦童子は赤色身で結んだ口の端に小牙を出す。黄土色の髪は左右に扇状に広がり額を露わす。豪華な金色の胸飾を懸け、広布を右肩で結び余を左腕から体正面に垂らしている。二童子の火焔は光背状に丹を薄く地塗りし、制〓迦童子では朱で描き、矜羯羅童子では丹に片暈し風に朱を塗っている。
 倶利迦羅竜および二童子は『尊勝悉地法』(善無畏訳『仏頂尊勝心破地獄転業障出三界秘密三身仏果三種悉地真言儀軌』)に不動明王の変成身として説かれる。これはいわゆる不動十九想観とも共通する道場観の一過程であり、本図はこれを絵画化したものと考えられるが、竜を不動明王に見立てるならば通例の不動明王二童子像の一…

作品所在地の地図

関連リンク

絹本著色両界曼荼羅図チェックした作品をもとに関連する作品を探す

絹本著色倶利伽羅竜剣二童子像
両界曼荼羅・倶利迦羅龍剣二童子像
木造不動明王及脇侍像<BR/>銅造倶利迦羅竜剣/(本堂安置)
不動明王八大童子像
童子形鏡像
ページトップへ