紙本著色山茶花小禽図
作品概要
賛者瑞溪周鳳(一三九一~一四七三)は、等持寺、相国寺等を歴住した著名な禅僧で文明五年(一四七三)五月洛北岩蔵の慈雲菴で示寂している。図賛によると臥雲八十三とあり、まさに文明五年の寂年の筆になることが知られる。本図はその筆者を明らかにしないが、描写は写実的でしかも楷体の勾勒法により的確に描かれ、室町時代の著色花鳥画の系譜からも最も早期に属する重要な遺例としてその価値は高い。
賛者瑞溪周鳳(一三九一~一四七三)は、等持寺、相国寺等を歴住した著名な禅僧で文明五年(一四七三)五月洛北岩蔵の慈雲菴で示寂している。図賛によると臥雲八十三とあり、まさに文明五年の寂年の筆になることが知られる。本図はその筆者を明らかにしないが、描写は写実的でしかも楷体の勾勒法により的確に描かれ、室町時代の著色花鳥画の系譜からも最も早期に属する重要な遺例としてその価値は高い。
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