川古窯ノ谷下窯跡 かわごかまのたにしたかまあと

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その他 / 九州 

佐賀県
台風による倒木がそのままの状態となっており、そこを中心として度重なる盗掘被害を受けている。
佐賀県武雄市若木町大字川古20番1、24番
武雄市指定
指定年月日:20110325
記念物

 川古窯ノ谷下窯跡は、標高303mの竹古場山の北東麓に位置し、標高100~121mの北東斜面を等高線に直行する形で南西に登る階段状連房式登窯である。
 平成4年に「市内古窯跡群発掘調査事業」の一環で発掘調査(確認調査)を実施した。
 その結果、焚き口である胴木間は確認できなかったが、最上の窯尻を確認した。全長約60mで、焼成室数は25室以上を推定することができる。窯体は塗り壁で、1室の規模は上位部(窯尻から4室目)で幅3.00m、奥行1.90mを測る。焼成室の特徴としては、温座の巣の基礎に板石を並べており、築窯技法を考える上で貴重な存在と考えられる。
 出土する製品は陶器のみで、大小の皿と碗を主体に擂鉢や甕がみられる。皿・碗に胎土目と砂目による窯詰め法がみられる。釉薬には、灰釉を施して緑色に発色するものや黒褐色に発色する鉄釉薬があり、装飾技法として鉄絵や鉄絵緑彩・刷毛目・型紙摺などがみられる。
 操業期間としては、出土した遺物や窯の構造から、1600~1620年代と考えられるが、出土品の中には後続して操業された上窯跡の製品が多量に混ざっていると考えられる。

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