天宮神社の十二段舞楽
あめのみやじんじゃのじゅうにだんぶがく
概要
静岡地方に伝承されている地方化された舞楽の一種で、四月の第一土曜から日曜日に演じられる。天宮神社の拝殿前にある約四メートルの、高欄つきの舞楽殿が舞台となる。舞人は、稚児四人(十一、二歳)、中男(十五歳前後)、大人十人で、囃子には大太鼓・鉦・鼓・笛がつく。曲目は、延鉾(稚児二人)、色香(大人二人)、庭胡蝶(稚児四人)、鳥の舞(稚児四人)、太平楽(中男四人)、新靺鞨(稚児四人)、安摩(大人一人)、二の舞(大人二人)、抜頭【ばとり】(稚児一人)、蘭陵王(大人一人)、納蘇利(大人一人)、獅子伏(大人三人)の十二曲である。
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