安慶名城跡
あげなじょうあと
概要
S47-5-165[[安慶名]あげな]城跡.txt: 沖縄本島中部東海岸の金武湾の南、[[与勝]よかつ]半島の首部の北に位置する城で、天願川河畔の平地に隆起した珊瑚性石灰岩の岩塊の断崖と傾斜を巧みに利用した山城である。山頂は内郭で本丸と二の丸があり、本丸には沖縄の城に共通の拝所としての「いべ」が設けられ、自然の岩と岩との間にも見事な技法で石垣や城門を造っているが、外郭は山の中腹から石垣を積み、内部を抱護するように輪郭式の城郭を成形している。
築城年代は明確ではないが、三山分立時代の安慶名按司の居城と伝えられ、沖縄の城が梯郭式や連郭式が多いのに対して、現存する輪郭式の唯一の城で、自然の河川と岩塊とを最大限に活用した堅固な城として特徴的である。