白山麓の山村生産用具及び民家
はくさんろくのさんそんせいさんようぐおよびみんか
概要
石川県の白山麓は、近年まで焼畑農耕に依存する典型的な山村生活が営まれてきた。
この収集は、手取川の支流である大日川流域を中心に、山樵用具・木工用具・手仕事用具・狩猟用具・漁撈用具・焼畑農耕用具・染織用具などのほか、それらによる製品などもとりまとめたものである。
民家は、石川県小松市に所在したものを昭和54年に加賀市大聖寺に移築したもので、焼畑農耕で収穫した穀類の脱穀調整作業のための設備を備えたものである。この家付きの用具97点とともに追加指定した。