六日町伝統歌舞伎人形
むいかまちでんとうかぶきにんぎょう
概要
六日町伝統歌舞伎人形は、元々江戸時代の本庄の豪商などが大阪あたりの上方から等身大の人形部品・衣装を購入したもので、約2カ月をかけて作成、歌舞伎の名場面が再現されている。歌舞伎人形は当時の本庄の文化的基盤の高さを示すものであると言える。古い伝統をもち町内外の人々に親しまれていた歌舞伎人形は、太平洋戦争により途絶えていたが、保存会が結成され、散逸の危機にあった人形部品、小道具が集められるなど幾多の苦難が重ねられた後復活した。人形部品には江戸時代に細工されたものもあり、貴重な文化資料として特記される。