黒漆塗葵紋付行器 くろうるしぬりあおいもんつきほかい

漆工 / 江戸 / 佐賀県 

江戸時代後期/19世紀
木胎 漆塗 蒔絵
高49.9㎝ 口径42.3㎝
1対
佐賀県佐賀市松原2丁目5-22
公益財団法人鍋島報效会

天保元年(1830)、田安徳川家11代斉匡の娘として誕生した筆姫は、嘉永2年(1849)、10代佐賀藩主・鍋島直正に継室として嫁した。江戸時代を通じ藩主の奥方や世子は江戸住まいが原則であったが、幕末にはその禁も緩み国元へ。筆姫は文久3年(1863)2月27日に江戸の溜池邸を発ち、東海道五十三次、中国路を経由し、1ヶ月半をかけて4月12日に佐賀城に入城した。その後、明治4年まで直正とともに暮らした佐賀城三の丸で使用された際に使用された御道具のひとつ。

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