平戸のジャンガラ ひらどのじゃんがら

無形民俗文化財 / 九州 

指定年月日:19971215
保護団体名:平戸市自安和楽念仏保存振興会
備考:
重要無形民俗文化財

 長崎県平戸市内の九地区に伝承されている念仏踊で、毎年八月十四日から十八日にかけて、祖先供養・五穀豊穣祈願の芸能として各地区ごとに奉納されている。
 その起源については定かではないが、志々伎【しじき】神社の神田領民が豊年祈願の踊りとして神社仏閣に奉納したのが始まりと伝えられ、近世初頭の平戸イギリス商館の記録や平戸藩の記録類から、少なくとも戦国時代以前から行われていたと考えられる。またジャンガラの語源については、平戸藩主であった松浦静山の『甲子夜話【かつしやわ】』三編巻ノ一六に、「コノ舞ノ名ヲジヤングワラ踊ト云事ヲ記ス、此ノ斯ク呼ブ事、何カナル故ソト尋ルニ、ジヤント云ハ、鉦ノ音、グワラト云ハ腰鼓ノ声ナリ、(中略)其声グワラグワラト聞コユ、因テ里俗、其聞声ヲ指テ斯ク云フ」とあるように、使用される鉦と太鼓の音から定着した名称であろうといわれている。
 近世には、平戸藩の重要な年中行事の一つとして手厚い保護を受け、城下組・下組・大下組の三組が組織され、毎年旧暦七月十八日には平戸城内で藩主の上覧に供した後に、城下各所で奉納されたという。現在では、平戸・中野【なかの】・宝亀【ほうき】・紐差【ひもさし】・根獅子【ねしこ】・津吉【つよし】・中津良【なかつら】・大志々伎【おおしじき】・野子【のこ】の平戸市内九地区で、盆の祖先供養と雨乞いや五穀豊穣祈願の踊りとして、神社・仏閣への奉納をはじめ官公署前や会社の前など市内各所で踊られている。
 芸能の構成は各地区ごとに若干の違いがあるが、集団の中心で踊る中踊【なかおどり】(一二名)、それを取り巻く太鼓(側打【そば…

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