仮装舞踏服(ファンシーボール) かそうぶとうふく

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工芸  染織 / 明治 / 日本  九州  佐賀県 

明治時代中期
サテン地
(上衣)前丈101.0cm (キュロット)丈74.0cm
1着
佐賀県佐賀市松原2丁目5-22
公益財団法人鍋島報效会

11代鍋島直大着用の仮装舞踏服。フランス国王ルイ15世の末期からルイ16世の初期の頃(18世紀後半)の宮廷衣裳アビの形式で、緑色サテン地の上衣とキュロット、白サテン地のベストの他、鬘と三角帽からなる。上衣とベストは金モールとシークインの刺繍飾り付き。幸いなことに、直大夫妻が本品を着用時の写真に彩色を施した「写真油絵」が遺存し、裏書に「伊藤侯爵家にて 舞踏フワンシーボールの時 佛國ノ昔の人の姿」とある。これにより、明治20年(1887)4月20日に伊藤博文首相官邸で催された大仮装舞踏会(fancy ball)で着用されたことが分かる。 海外生活で貴族の嗜みを身に付けた直大は鹿鳴館開設当初より中心的な人物で、外国人教師を招いて洋式舞踏の練習会を開催し西洋風社交界の速成に務めた。

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