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隣松寺本堂 附・棟札二枚

りんしょうじほんどう つけたりむなふだにまい

概要

隣松寺本堂 附・棟札二枚

りんしょうじほんどう つけたりむなふだにまい

建造物 / 江戸 / 中部 / 愛知県

愛知県

江戸前期/現在の本堂は1667年の建立で、1800年に増築されている。

 寛文7年(1667)建立の本堂は、桁行5間、梁間東側面4間、西側面5間、寄棟造平入りで、正面に向拝1間を付す。後方中央には桁行3間、梁間3間の角屋を張り出し、後堂とする。
 間取りは、正側三面に広縁を廻らし、堂前半を外陣、後半中央を内陣とし、内陣の両脇に脇の間と位牌の間を配する浄土宗特有の本堂形式をとる。
 寛政12年(1800)の増築により、内陣を後方に拡張し、同時に内陣正側面の柱間の中敷居による結界を取り外し、内陣と位牌の間の床を上段に改造している。

【本堂】桁行5間、梁間東側面4間・西側面5間(17.76m×13.39m)、寄棟造、桟瓦葺き、向拝1間
【後堂】桁行3間・梁間3間(6.34m×5.93m)

1棟

愛知県豊田市幸町隣松寺126番地

豊田市指定
指定年月日:20120330

宗教法人 隣松寺

有形文化財(建造物)

平安時代の承和10年(843)の創立と伝えられ、当初は天台宗であった。鎌倉時代の仁治元年(1240)に浄土宗に転じ、江戸時代に入ると徳川家の庇護を受けるが、寛文年間(1661~1673)に伽藍を焼失した。現在の本堂は、焼失後直ちに再建されたもので、寛文7年(1667)の棟札が残る。

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キーワード

本堂 / 内陣 / / 外陣

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