白色尉
はくしきじょう
概要
「白色尉」は〈翁(式三番)〉で、大夫が天下泰平・国土安穏を祈って舞う時に用い、「翁面」とも呼ばれる。「翁面」は本来、各地の神社に御神体として祀られていたもので、大夫は「翁面」を掛けることにより神となる。この面は金剛宗家が所蔵する伝日光作の白色尉と同系で、笑みを湛えた口元、豊かなボウボウ眉、長く延びた顎髭など、とても華やかな印象を受ける。面裏は刀目を少し残して平らに仕上げ、拭漆を施される。面袋は白繻子地に紫糸の刺繍で「翁 日光写」と記す。
はくしきじょう
「白色尉」は〈翁(式三番)〉で、大夫が天下泰平・国土安穏を祈って舞う時に用い、「翁面」とも呼ばれる。「翁面」は本来、各地の神社に御神体として祀られていたもので、大夫は「翁面」を掛けることにより神となる。この面は金剛宗家が所蔵する伝日光作の白色尉と同系で、笑みを湛えた口元、豊かなボウボウ眉、長く延びた顎髭など、とても華やかな印象を受ける。面裏は刀目を少し残して平らに仕上げ、拭漆を施される。面袋は白繻子地に紫糸の刺繍で「翁 日光写」と記す。
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