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鳥井町地蔵堂(付)石造地蔵坐像及び名号石

とりいちょうじぞうどう(つけたり)せきぞうじぞうざぞうおよびみょうごうせき

概要

鳥井町地蔵堂(付)石造地蔵坐像及び名号石

とりいちょうじぞうどう(つけたり)せきぞうじぞうざぞうおよびみょうごうせき

建造物 / 江戸 / 近畿

兵庫県

江戸中期/1721年(石造地蔵坐像は1698年、名号石は1722年)

正面一間 側面一間 宝形造 桟瓦葺 円柱 頭貫木鼻付き 台輪木鼻付き 三斗枠肘木 実肘木 中備蟇股 一軒扇垂木

高さ435㎝、幅190㎝、奥行190㎝(石造地蔵坐像の像高は92.0cm、蓮華台・台石を含めた総高157.0㎝。名号石の高さ242.0㎝、幅52.5㎝、奥行39.0㎝で、台石を含めた高さは300.0㎝。)

1棟

兵庫県赤穂市坂越1466外

赤穂市指定
指定年月日:20110331

有形文化財(建造物)

建物の規模が小さいわりに装飾性が豊かで、蟇股彫刻は鳳凰、南瓜、鳥、二股大根と鼠、頭貫木鼻は獅子、牡丹、鳳凰、桔梗、菊、波、雲となっている。村堂において、立体的な動植物の彫刻をこれほど多彩に用いる例は少ない。また、垂木も扇垂木としており、小規模な仏堂としては手の込んだ手法である。市内の同種遺構のなかでは最古のものに属し、建築的価値を示す細部はよく残され、貴重な価値をもっている。地蔵菩薩坐像は、丸彫りの坐像である。名号石の正面には薬研彫りで「南無阿彌陀佛」と深く刻まれている。ともに花崗岩製。

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