讃州象頭山参詣道四国寺社名勝八十八番 さんしゅうぞうずさんさんけいみちしこくじしゃめいしょうはちじゅうはちばん

絵図・地図 / 江戸 / 愛媛県 

江戸時代
木版色刷
35.0cm×47.6cm
1枚
愛媛県西予市宇和町卯之町4-11-2
愛媛県歴史文化博物館

本図は象頭山金毘羅参詣(金刀比羅宮)と四国遍路をセットにした案内絵図。左上に「金毘羅小坂美玉堂」とあることから、金毘羅権現の門前町にある板元が金毘羅参詣のお土産用として江戸時代後期に刊行したものと考えられる。当時、四国遍路とあわせて金毘羅参詣する旅人が多かった。鮮やかな青色の海に囲まれた四国の形は、瀬戸内海を渡って四国に上陸する旅人の目線を意識しているかのように、南が上、北が下の構図となっている。範囲は四国全体を描かないが、札所以外の社寺や名所が多く描かれ、特に讃岐は詳しい。また、四国周辺の地の港、社寺などが比較的多く記載されている。タイトルに「寺社名勝」とあるように物見遊山的な雰囲気を漂わせているが、讃岐十ヶ所参りなどの各地域の小規模巡礼や、女性遍路のための女人札所(24番最御崎寺と26番金剛頂寺付近)が記載されているように、金毘羅参詣と多様な四国巡礼の姿がわかる。

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