投谷八幡宮の王子面
なげたにはちまんぐうのおうじめん
概要
投谷八幡宮の王子面
なげたにはちまんぐうのおうじめん
室町時代/弘治2年(1556)
投谷八幡宮に伝わる仮面で「王子面」と呼ばれる。木製で、6面あり。表は金泥で彩色され、眉・髭等を墨で描いている。眼孔、鼻孔、紐孔あり。
これらの王子面は弘治2年(1556)作であるが、三の面は滅失したため、昭和50年に復元されたものである。
(六王子で一つの行事を成すため6面とも指定対象とする)
一の面:縦26㎝(うち角は4㎝) 横18.5㎝ 内山門
二の面:縦28㎝(うち角は6㎝) 横17.5㎝ 神牟礼門
三の面:縦23㎝ 横18㎝ 内村門
四の面:縦21.5㎝ 横17.5㎝ 迫門
五の面:縦21㎝ 横17.5㎝ 大路門
六の面:縦21㎝ 横17.5㎝ 有島門
6面
曽於市指定
指定年月日:20150415
投谷八幡宮
有形文化財(美術工芸品)
投谷八幡宮の王子面は、現在も毎年10月の例祭(王子神幸祭)で使用されている。王子神幸祭は、10人の氏子(十人法衣)に代々継承されている四鉾と六王子が二手に分かれて御旅所へ神幸する行事で、御旅所は伊屋松(石神堂)と大迫(花立松)にあり、それぞれ投谷八幡の母様、父様と伝える。