伊弉諾神宮神像
いざなぎじんぐうしんぞう
概要
伊弉諾神宮神像
いざなぎじんぐうしんぞう
兵庫県
平安時代中期~鎌倉時代
①女神坐像:材質 クスノキ、一木造、彩色、彫眼
②女神坐像:材質 ヒノキ、一木造、彩色、彫眼
③女神像 :材質 ヒノキ 、一木造、彩色、彫眼
④女神像 :材質 クスノキ、一木造、彩色、彫眼
⑤女神像 :材質 ヒノキ 、一木造、彩色、彫眼
⑥女神像 :材質 ヒノキ、一木造、素地、彫眼
⑦女神像 :材質 ヒノキ、一木造、彩色、彫眼
⑧女神像 :材質 ヒノキ、一木造、素地、彫眼
⑨女神像 :材質 クスノキ、一木造、彩色、彫眼
①寸法(高)59.1㎝、材質 クスノキ、一木造、彩色、彫眼
②寸法(高)61.3㎝、材質 ヒノキ、一木造、彩色、彫眼
③寸法(高)35.8㎝、材質 ヒノキ 、一木造、彩色、彫眼
④寸法(高)32.8㎝、材質 クスノキ、一木造、彩色、彫眼
⑤寸法(高)25.0㎝、材質 ヒノキ 、一木造、彩色、彫眼
⑥寸法(高)26.7㎝、材質 ヒノキ、一木造、素地、彫眼
⑦寸法(高)19.6㎝、材質 ヒノキ、一木造、彩色、彫眼
⑧寸法(高)16.2㎝、材質 ヒノキ、一木造、素地、彫眼
⑨寸法(高)33.9㎝、材質 クスノキ、一木造、彩色、彫眼
9躯
兵庫県淡路市多賀740番地
淡路市指定
指定年月日:20120220
伊弉諾神宮 代表役員 本名孝至
有形文化財(美術工芸品)
平成16年、淡路市多賀の伊弉諾神宮において、本殿・祓殿改修工事の際に、9躯の神像がまとまって発見されたことは、非常に貴重である。
クスノキの一木造りの女神像①は、現在のところ兵庫県内最古とみられる平安時代中期の作例で、背面にウロが存在することなどから由緒ある神木等を用いて造立された可能性がある貴重な資料である。また、同じ本殿から発見されたもう一体の女神像②は、両手先が後世に補足された跡がみられるものの、像高が61.3㎝と大きく、端正な面相や厚みのある体部などは保存状態も良好であり、鎌倉時代前期の作と考えられる貴重な像である。
そのほか、祓殿床下から発見された7躯の女神像③~⑨も平安時代後期から鎌倉時代の作と考えられ、衣文を筋彫りするもの、衣文を墨で描くものなど、各像異なった作風をみせる貴重な像である。