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竹林

ちくりん

概要

竹林

ちくりん

日本画

丸木位里  (1901(明治34)年-1995(平成7)年)

マルキ・イリ

昭和39年/1964年

紙本墨画

各210.0×270.0

水墨が持つ諧調の幅を活かさず、ほとんど濃墨で表された竹林。原爆による爆風によるものだろうか、左隻にはなぎ倒されて大きく弧を描く竹が描かれている。本図制作の10年前には、「原爆の図」の第7部として、《竹やぶ》という作品を制作しており、被爆した人々が、爆風でしなった竹やぶの中に逃れていく有様を描いている。本作品も同一テーマを展開したものかとも思われるが、ここには、もはや人の姿はない。黒々とした竹は、折り重なってしなりながらも、力強く、明快なものとなっている。

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キーワード

/ 描く / 原爆 / 蕭白

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