蘭船持渡の蘭書目録
らんせんもちこしのらんしょもくろく
概要
武雄には、天保10(1839)年から安政7(1860)年頃までの蘭書目録が22冊残されている。目録は、本来、天保10年の「蛮社の獄」の際に、蘭書の検閲用に作成され始めたが、後には、幕府が必要とする蘭書の選択に用いられ、それがさらに、武雄など蘭書の購入を望む諸家の間に拡がっていった。
※写真左上は「西洋書原簿」。第28代武雄領主鍋島茂義没後の文久3年(1863)2月、彼の手元に残された西洋書をリスト化したもの。分野別に262冊の書名が記されている。
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