測量器具
そくりょうきぐ
概要
大方儀・中方儀などの測量器の角度測定部分。「Negende jaar van Tenpo Kaneko Kitibij(天保9年金子吉兵衛)」の刻銘があり、長崎の細工師金子吉兵衛の製作と思われる。
佐賀藩武雄領が行なった貿易港長崎でのさまざまな物品購入の記録である「長崎方控」天保9(1838)年の注文品に「丁見台」(測量台)のことが見え、翌10年にも「吉兵衛作之丁見台」「金子吉兵衛へ申付置候丁見台幷道具」とあるのはこれと思われる。
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