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茂呂町一丁目屋台囃子

もろまちいっちょうめやたいばやし

概要

茂呂町一丁目屋台囃子

もろまちいっちょうめやたいばやし

無形民俗文化財 / 関東 / 群馬県

群馬県

群馬県伊勢崎市茂呂町一丁目570番地

伊勢崎市指定
指定年月日:20130326

無形民俗文化財

茂呂町一丁目の屋台囃子は、伊勢崎市域をはじめ群馬県から埼玉県北部地域に広く分布するサンテコ(参手鼓)と呼ばれる演目を基本とし、附太鼓3、大胴1、鉦2、笛1で構成される祭り囃子です。茂呂地区の屋台囃子のうち、茂呂町一丁目だけが撥を回さず真上に上げて、手首に着けた手甲をきれいにみせるのが良いとする伝承を持っています。屋台囃子の曲は、参手鼓、大間昇殿、籠丸、神田丸を伝承しています。参手鼓の太鼓は、古くからの茂呂町一丁目に伝わる叩き方ですが、笛は昭和50年代に山王町から伝授を受けてます。また、大間昇殿、籠丸、神田丸は平成13年に南北千木町から伝授されました。上演の機会は、7月の茂呂地区納涼祭、8月のいせさきまつり、10月の飯福神社秋祭りが挙げられます。第二次世界大戦前には、中瀬(埼玉県深谷市)や世良田(太田市)の祇園祭に呼ばれ、世良田では大門町の屋台に乗ったり、戦後は、伊勢崎の祇園祭で、日吉町、曲輪町、緑町に呼ばれて屋台に乗ったことがありました。また、茂呂町一丁目では屋台を所有し、伝統的な演奏形態による今後の活用が可能です。

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