長秋詠藻
ちょうしゅうえいしょう
概要
『長秋詠藻』は、藤原俊成(一一一四~一二〇四)が治承二年(一一七八)三月に自撰し、同年夏に仁和寺の守覚法親王(一一五〇~一二〇二)に進献した私家集である。名称の「長秋」は俊成の官職である皇太后宮の唐名に因んでいる。俊成の余情の深い幽玄の歌風は中世和歌の出発点となった。古伝本が少ないなかで、本書は鎌倉時代書写になる冷泉為相(一二六八~一三二八)筆と伝える古写本として貴重である。
ちょうしゅうえいしょう
『長秋詠藻』は、藤原俊成(一一一四~一二〇四)が治承二年(一一七八)三月に自撰し、同年夏に仁和寺の守覚法親王(一一五〇~一二〇二)に進献した私家集である。名称の「長秋」は俊成の官職である皇太后宮の唐名に因んでいる。俊成の余情の深い幽玄の歌風は中世和歌の出発点となった。古伝本が少ないなかで、本書は鎌倉時代書写になる冷泉為相(一二六八~一三二八)筆と伝える古写本として貴重である。
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