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油団の製作技術

ゆとんのせいさくぎじゅつ

概要

油団の製作技術

ゆとんのせいさくぎじゅつ

無形民俗文化財 / 中部 / 福井県

福井県

鯖江市田村町2-10

福井県指定
指定年月日:20140328

無形民俗文化財

油団は和紙を何層にも重ねて作られた夏用の敷物。表紙にする鳥の子紙を表を下にして仕上がりの大きさに合わせて継ぎ合わせる。表紙裏全面に生漉和紙を、13~15枚貼り重ねる。1枚貼り重ねるごとに硬いシュロ毛でできた打ち刷毛で強く叩いて、下の紙の繊維を上の紙の繊維と一体化させる。裏に柿渋を霧吹きで塗布し、表紙に荏胡麻油を塗る。その後、天日で乾燥させてひと月ほど寝かせた後、つぶした豆腐を入れた木綿布で表面に擦り込み艶を出す。完成品は3~4mmになる。

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キーワード

技術 / 漉く / 製作 / 漉和

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