松山の神輿(旧道後湯之町) まつやまのみこし(きゅうどうごよのまち)

有形民俗文化財 / 大正 / 愛媛県 

大正時代
立体
全長640cm
1点
愛媛県西予市宇和町卯之町4-11-2
湯之町秋祭り実行委員会蔵(愛媛県歴史文化博物館寄託)

松山市内で神輿の鉢合わせで有名なのは三津浜の厳島神社、道後の伊佐爾波神社などである。神輿を「オミコッサン」と呼び、他地域では見られないような「指す」・「回す」・「走る」など神輿の扱い方で様々な芸態を形づくっている。また、神輿の担ぎ手は、祭りの前には神輿を丁寧に磨き上げ、祭りの準備とするなど、独特の神輿文化を発達させている。そして祭りでは神輿を荒々しくぶつけ合う鉢合わせが行われ、これは他地域では見られないことである。松山市内では神輿自体を各氏子単位で保管し、祭りに出すという形であり、氏子同士の所有物の競い合いという点が鉢合わせを生み出す要因ともいえる。なお、昭和30年代以降は、若者の担ぎ手が減少するなど神輿を縮小したり、子ども神輿に移行したりする地区が多くなったが、道後では、昭和57年に25年ぶりに神輿練りを復活させている。本資料は大正時代から平成2年まで道後湯之町で使用されたものである。道後でも、現在の祭りのように胴体をぶつけあう形ではなく、「かき棒」同士をからめ合わせる鉢合わせをしていた。そのため「かき棒」の先端が磨り減っている。松山市内で現存する鉢合わせ神輿としては古いもので、松山秋祭りの変遷を知る上で重要な資料といえる。

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