博多松囃子 はかたまつばやし

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無形民俗文化財 / 九州 

福岡県
福岡県福岡市博多区
指定年月日:20200316
保護団体名:博多松囃子振興会
備考:
重要無形民俗文化財

 博多松囃子は、福神(ふくじん)、恵比須(えびす)、大黒(だいこく)の三福神を中心とする行列と稚児舞(ちごまい)から構成され、祝言(しゅうげん)を目的とした中世芸能の一つである。三福神は傘鉾に(かさほこ)先導され、神馬に乗って町内や家々を巡り、稚児舞は舞姫(まいひめ)と呼ばれる女児が謡と囃子に合わせて所定の場所で舞う。
 松囃子は中世に流行した芸能で、新春に祝言を述べ種々の芸を演じたもので、松拍、松奏などとも記す。資料では、『看聞御記(かんもんぎょき)』の応永二十三年(一四一六)正月七日条に伏見庄内の郷中の村人が松囃子を仕立てて宮邸へ推参した記録などがあり、博多においては、勘合貿易船(遺明船)の副使として博多に滞在した策彦周良(さくげんしゅうりょう)の日記『策彦入明(にゅうみん)記(き)』天文八年(一五三九)正月六、七日条などから松囃子が行われたことが確認できる。また、博多の豪商神屋(かみや)宗(そう)湛(たん)の茶会記『神屋宗湛日記』文禄四年(一五九五)十月二十九日条では、筑前国主の小早川秀俊(こばやかわひでとし)(秀秋(ひであき))の命により、博多町民が名島城(なじまじょう)に赴き祝言として松囃子を披露したとあり、すでにこの時には福神と恵比須の記録がある。『博多津要録(はかたつようろく)』には、寛文八年(一六六八)四月に福岡藩から松囃子の傘鉾の布類に金銀の箔置きなどを禁ずとの達示を出したとあり、当時の傘鉾に豪華な装飾が施されていたことが推測される。さらに、儒学者の貝原(かいばら)益軒(えっけん)が元禄十六年(一七〇三)に藩主に献上した『筑前国続風土記 (ちくぜんのく…

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