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ハンセル氏個人アルバム

はんせるしこじんあるばむ

概要

ハンセル氏個人アルバム

はんせるしこじんあるばむ

写真 / 明治

明治時代中期~大正時代前期/19世紀末期~20世紀初期

紙焼写真・アルバム

表紙:37.8×27.5

1冊



来歴:1993神戸市立博物館

参考文献:
・神戸市立博物館『まじわる文化 つなぐ歴史 むすぶ美―神戸市立博物館名品撰―』図録 2019
・神戸市立博物館特別展『コレクションの精華』図録 2008
・神戸市立博物館特別展『居留地返還100周年記念 神戸・横浜”開化物語”』図録 1999

イギリス人建築家A. N. ハンセル(Alexander Nelson Hansell, 1857-1940)は、北フランスのノルマンディー地方に生まれ、本国で教育を受け、建築家としての修業を積んだのち明治21年(1888)に来日しました。まもなく本拠を大阪川口居留地から神戸居留地に移し、同24年からF. R. I. B. A.(英国王室建築士会の特別会員)の称号を用いて活動しました。神戸のイギリス系社交クラブであるコーベ・クラブの会長も務めるなど、人望厚い人物でした。大正8年(1919)に離日し、昭和15年(1940)にモナコで死去しました。

このアルバムには、彼の設計した京都の同志社大学ハリス理科学館(明治23年築、重要文化財)、大阪のプール女学校(明治23年築)、コーベ・クラブ(明治23年築、神戸のイギリス系社交クラブ)、仕事中のハンセルの写真、ハンセルの娘の結婚式の記念写真が収められています。
同志社大学ハリス理科学館は、現在も同志社大学キャンパス内にあり、展示施設などとして公開されています。神戸には、彼の自邸であったシュウエケ邸のほか、ハンセルの設計と推測される異人館が今も残っています。

【近代の神戸】

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キーワード

居留 / 神戸 / 市立 / 図録

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