松花堂及び書院庭園
しょうかどうおよびしょいんていえん
概要
草庵「松花堂」と泉坊書院が現地へ移築された後、『都林泉名勝図会』等の古図を参照しつつ往時の松花堂の路地庭の構成を写そうと努め造園された庭園。正門から書院玄関前へと通ずる導入部、松花堂の周辺の露地、書院東側の枯山水、その南側の池泉・築山など、計4つの部分からなる。書院東南には東車塚古墳の墳丘後円部に手を加えて造作した築山がある。また、飛石とともにコンクリート製の人造石も使われる。江戸時代後期の遺風を伝えるとともに近代特有の景物のあり方が随所にみられ、芸術上の価値および近代日本庭園史における学術上の価値の高い庭園と評価される。
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八幡市立松花堂庭園・美術館