蘇民将来
そみんしょうらい
概要
長さ10cm 宮城県涌谷町。 疫病除けの守り神として家の軒先などにつるしました。蘇明将来とはもとは、人の名前です。『釈日本紀』によると、かつて武塔神(スサノオノミコトといわれています)が旅の途中、宿をこいましたが、豊かな弟の巨旦将来は断りましが、貧しい兄の蘇明将来は歓待しました。それに喜んだ神は、蘇明将来とその子孫を疫病から救い、巨旦将来を滅ぼしました。こうした神話から蘇明将来の子孫と描いた護符を軒先に吊すと疫病から逃れられるという言い伝えが生まれました。