豊後国大友時代末期府内絵図
ぶんごのくにおおともじだいまっきふないえず
概要
戦国時代の豊後府内のまちを描いた絵図を模写したもの。16世紀後半の大友氏最盛期の町の様子が描かれ、大友館は「大友役所」と記されている。その西側にはダイウス堂も見られ、キリスト教関連施設や唐人町が館の近くで確認でき、大友氏との親密な関係がうかがわれる。
発掘調査により、この地図に記された道路や施設が多数確認され、また大智寺や若宮、大臣塚等はこの地図と同じ場所に現存している。
本図はその原図が焼失した現在において、模写図として大変貴重なものである。