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貝斧

かいふ

概要

貝斧

かいふ

考古資料

出土地:先島諸島もしくはフィリピン

(先島諸島)無土器期
(フィリピン)新石器時代 3000年前~900年前
5000年前~2500年前

貝製

長17.0 幅6.8 厚5.5

1個

熱帯から亜熱帯に生息する超大形の貝、シャコガイの貝殻から作った斧である。南北に長い地形を持つ日本列島には、様々な気候の地域が含まれている。中心となる温帯地域に属する本州、四国、九州においては、旧石器時代に始まり、縄文時代、弥生時代、古墳時代へと続く教科書で学ぶ時代が展開したが、南北端の亜寒帯地域と亜熱帯地域においては、独自の文化が開花した。このうち亜熱帯に属する日本列島南西端の先島諸島(宮古諸島・八重山諸島)では、縄文時代後期-平安時代に並行する時期において、土器を使用せず、本品のような近海に棲むシャコガイ製の貝斧を特徴とする無土器期が開花した。

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キーワード

縄文 / 土器 / 文化 / 列島

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