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牛肉屋の二階

作品概要

牛肉屋の二階

絵画 / 水彩 / 明治 / 日本

長原孝太郎  (1864-1930)

ながはらこうたろう

1892(明治25)年

水彩、インク・紙

18.6×24.3

額装

 岐阜県出身の長原孝太郎(一八六四-一九三〇)は、小山正太郎や原田直次郎に師事した後、黒田清輝と出会って洋画家として活躍するようになった。
 また、長原は黒田と出会う以前に、風刺漫画雑誌『とばゑ』を発行し、ペン画を数多く発表していた。
 この「牛肉屋の二階」と題された作品は、画中の書き込みから一八九二年(明治二五)、彼が『とばゑ』発刊の準備をしていた時期に描かれたことが分かる。
 長原は、これと同じテーマの作品を複数描き、そのうちの一点を「牛屋」のタイトルで第一回白馬会展に出品している。
 明治期に流行したすき焼き屋の情景を活写したこの作品には、店内のざわめきや登場人物の心持ちまで伝わってくる生き生きとした雰囲気が溢れているが、長原は太り気味の三人の女性従業員の姿と牛とをかけて、何らかの度肉を込めたのかもしれない。 (毛利伊知郎)

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キーワード

洋画 / / 長原 / 黒田

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