大台原山

絵画  水彩 / 明治 / 日本 

榊原一廣 (1883-1941)
さかきばらかずひろ
1911(明治44)年
水彩・紙
34.7×25.8

 榊原一廣は、一八八三年亀山出身の洋画家で、津中学校在学中に鹿子木孟郎に絵の手ほどきを受けた後、京都で浅井忠に師事し、昭和前期まで主に関西を中心に活躍した。
 掲載の「大台原山」は、一九一一年七月二九日の年記を持った作品で、三重と名あの県境の険しい山岳地帯として知られた大台原山風景画、素朴な筆致で描かれている。
 この図に見られるように榊原の作品は、堅実は写実表現を基調としている。それは当時、京都洋画界の指導的な位置にあり、彼の師でもあった浅井の画風を忠実に学んだ結果であった。
 榊原は時代の先頭に立つ大画家ではなかったが、明治後半から大正初期にかけて彼が残した多くの水彩画は、清澄な色彩と情感豊かな表現に、さわやかな魅力をたたえている。 (毛利伊知郎)

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