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御所人形 釣狐

ゴショニンギョウ ツリギツネ

概要

御所人形 釣狐

ゴショニンギョウ ツリギツネ

昭和以降

岡本正太郎

昭和時代・20世紀

高17.5cm

1躯

仏師や能面師が活躍した京都は、これら木彫職人の伝統を承けて、江戸時代には人形の一大生産地であった。京人形師

の名門である面竹の四世、岡本正太郎(一八九五-一九八〇 )は、この京都の人形製作の伝統を受け継ぎ、独特の気品と穏

やかな表情をもつ御所人形や衣裳人形を製作した。桐や桐塑を土台に胡粉を塗り重ね、磨き上げて完成する御所人形は、現

在も京都を代表する伝統工芸品のひとつである。
「釣狐」は狂言の演目で、猟師に一族を殺されてしまった古狐が、猟師の叔父の僧侶に化けて、狐釣をやめるよう説得して成

功する。帰途に餌につられて自らが罠にかかってしまい、何とか逃げのびるという話。ここでは猟師の叔父に化けた狐の姿が

穏かに表現されている。

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キーワード

人形 / 御所 / 正太郎 / 岡本

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