官板実測日本地図
かんばんじっそくにほんちず
概要
伊能忠敬らが作成した「大日本沿海輿地全図」小図をもとに、江戸幕府の洋学研究所であった開成所から刊行されました。「畿内 東海 東山 北陸」「山陰 山陽 南海 西海」「蝦夷諸島」「北蝦夷」の4 舗からなります。このうち「蝦夷諸島」の図は、伊能と間宮林蔵の測量結果にもとづいて描かれました。沿岸部のみならず内陸部にも詳細な地名が記載されていますが、これは安政6年(1859)に刊行された松浦武四郎の「東西蝦夷山川地理取調図」に依拠しています。【古地図】