江戸時代初期/17世紀
手書手彩
131.4×182.4
1隻
来歴:1981神戸市
参考文献:
・神戸市立博物館『まじわる文化 つなぐ歴史 むすぶ美―神戸市立博物館名品撰―』図録 2019
・野中準等編『大日本租税志』金沢税務調査会 1904
江戸幕府はあわせて五度、日本総図を作成したといわれ、伊能忠敬が作成した日本図はその最後を飾る優品です。本資料は、幕府が作成した最初の日本総図である「慶長日本図」(17世紀前半完成)を写したものと思われます。北海道が描かれていないことや、長方形の四国など、不備な点に気づきますが、統一政権下の編纂事業として作成された地図を彷彿させます。扶桑とは日本国の別称として、古い地図にしばしばみられるものです。
【古地図】