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広開土王碑拓本

こうかいどおうひたくほん

概要

広開土王碑拓本

こうかいどおうひたくほん

歴史資料/書跡・典籍/古文書 / 中国

制作地:原碑:中国・吉林省集安市

原碑:朝鮮・三国時代 採拓:中国・民国時代 原碑:414年 採拓:1934年頃

拓本

第1面:(上半分)縦264.3 横145.0-148.0 (下半分)縦275.0 横145.0 第2面:縦528.0 横100.0-122.0 第3面:縦532.0 横178.0 第4面:縦530.0 横120.0

4面

高句麗の全盛期を現出させた広開土王(在位391~412年)の勲績を後世に示すため建てられた広開土王碑の拓本。広開土王碑拓本のなかには、文字をより明瞭にするため、碑面の風化部分に石灰を埋めて採拓した「石灰拓本」が1885年前後より出現する。埋めた石灰は時間の経過によって剥落し、拓本の余白の大きさや一部の文字の形状に影響した。本資料は裏面に石灰の粉がわずかに残っていることから、石灰拓本であることが明らかである。また、余白の大きさや特定の文字の形状から1934年前後に採拓されたものと考えられる。原碑4面すべての拓本が揃い、文字の状態によって採拓時期を特定することができることに加えて、入手経緯も明らかであることから、歴史資料として極めて貴重である。

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キーワード

/ / 拓本 / 採る

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