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橘樹柄鏡

タチバナジュエキョウ

概要

橘樹柄鏡

タチバナジュエキョウ

金工

面径:9.6cm 縁高:0.5cm 縁幅:0.2cm

1面

十七世紀前半に流行し、多くは「天下一」あるいはこれに受領国名を加えただけの簡略な銘をもつ。本鏡の「天下一若狭」は、作例がこの形式にほぼ限られ、活動が比較的短かった鋳鏡師である。橘樹のとくに幹を、なめらかな箆押しで高肉に表すという、この時期ならではの作風。ただし文様鋳出はややあまい。鏡背の左方やや下寄りにスが集中し、湯口があったものと思われる。

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キーワード

/ 天下一 / 鋳る /

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