快雨堂詩翰
カイウドウシカン
概要
王文治(おうぶんち:1730~1802、字は禹卿、号は夢楼(むろう))は江蘇鎮江の出身。乾隆三十五年(1770)の進士。琉球(今の沖縄)に使いしたことがあり、旧作の詩を書いて耕雲なる人物に与えたこの帖の末尾にも「曾経滄海」(かつて滄海を経(わた)る)の印が捺されている。帖中の詩はすべて『夢楼詩集』(乾隆六十年自序)に見える。書風には明末の董其昌(とうきしょう)の影響が強く、秀麗ではあるが、やや軽佻の気味がある。
カイウドウシカン
王文治(おうぶんち:1730~1802、字は禹卿、号は夢楼(むろう))は江蘇鎮江の出身。乾隆三十五年(1770)の進士。琉球(今の沖縄)に使いしたことがあり、旧作の詩を書いて耕雲なる人物に与えたこの帖の末尾にも「曾経滄海」(かつて滄海を経(わた)る)の印が捺されている。帖中の詩はすべて『夢楼詩集』(乾隆六十年自序)に見える。書風には明末の董其昌(とうきしょう)の影響が強く、秀麗ではあるが、やや軽佻の気味がある。
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