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三彩刻線文鉢

さんさいこくせんもんはち

概要

三彩刻線文鉢

さんさいこくせんもんはち

考古資料 / その他アジア

制作地:中央アジア

9~10世紀

陶器

径19.0 底径9.2 高8.5

1口

薄い茶褐色の胎土を用いた、底部から弧を描きながら立ち上がった鉢。高台は削りだされておらず、平らな底面にいたるまで全面に白化粧土を掛けている。見込みのほぼ全面に刻線で表現した花文にあわせて、緑色、黄褐色、紫色の絵具を用いている。口縁内側に掛けられた緑色の絵具は、内面に垂れている。外面には緑色と茶褐色の線が引かれている。全面に透明釉が施されている。この作品のように、緑、黄、紫系の絵具を用いて、刻線で文様を表した作品を一般にペルシア三彩と呼ぶ。

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キーワード

絵具 / 内面 / 胎土 / 底面

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