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阮朝貨幣

げんちょうかへい

概要

阮朝貨幣

げんちょうかへい

金工 / その他アジア

制作地:ベトナム

ベトナム・阮時代 19世紀

銅鋳造

嘉隆通宝:径2.6 孔0.6×0.6 重3.0g 明命通宝:(1)径2.1 孔0.5×0.5 重1.0g (2)径2.4 孔0.6×0.6 重4.0g (3)径2.5 孔0.6×0.6 重4.0g 成泰通宝:径2.4 孔0.6×0.6 重4.0g 嗣徳通宝:径2.4 孔0.5×0.5 重2.0g

6枚

ベトナム・阮朝時代に制作流通した円形方孔の貨幣。嘉隆通寶1枚、明命通寶3枚、嗣徳通寶1枚、成泰通寶1枚の4種6枚からなる。このうち嗣徳通寶と成泰通寶は、裏面に「十文」を鋳出す。なお、明命通寶3枚のうち1枚は法量や厚みが他2枚と著しく異なっており、模鋳銭と思われる。東アジア地域最後の王朝である阮朝の歴代皇帝が発行した鋳造貨幣で、本品は、ベトナム統一を果たした初代嘉隆帝(在位:1802-20)、中央集権化を推進した2代明命帝(在位:1820-41)、フランスと対立した4代嗣徳帝(在位:1847-83)、西洋文化の導入をはかるも最後はフランスによって退位させられた10代成泰帝(在位:1889-1907)が、それぞれの統治期に発行した制銭である。

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キーワード

/ 貨幣 / / 通宝

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