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f字形鏡板付轡

えふじがたかがみいたつきくつわ

概要

f字形鏡板付轡

えふじがたかがみいたつきくつわ

考古資料

古墳時代 6世紀

鉄地金銅張

左:長18.7 幅7.7 厚3.7 右:長18.8 幅8.9 厚4.2

1点

轡を構成するf字形鏡板の破片である。銜が失われて分離しているが、同一個体である。引手と銜は鏡板の内側で連結し、銜の端環は鏡板の外側に露出する。鉄地の上に飾り板を重ね、鍍金が施される。この型式の鏡板は5世紀後半に登場し、時期が下ると飾り鋲が密に打たれる。馬形埴輪の中にも同種の鏡板を表したものがあり、古墳時代中~後期に広く普及した装飾馬具である。日本列島における乗馬の風習の広がりや首長層が愛好した馬事文化の具体的なイメージを伝える上で貴重である。

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キーワード

鏡板 / / くつわ /

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