蔬菜静物

油彩画 

小出楢重 (1887-1931)
コイデ、ナラシゲ
大正14年/1925
油彩・キャンバス・額・1面
51.8×64.0
右上に署名
12回二科展 竹之台陳列館 1925

102 小出楢重(1887−1931) 蔬菜静物 1925年
 大阪市生まれ。1914年東京美術学校西洋画科を卒業。15年第2回再興院展洋画部で入選。19年第6回二科展で《Nの家族》が樗牛賞受賞、同7回展で二科賞受賞。21年に約半年間渡欧。帰国後の24年春、鍋井克之らとともに信濃橋洋画研究所を設立(27年に全関西洋画展へと発展)、中心的存在として活躍した。
 西欧絵画の伝統としての静物画というジャンルには、画家が対象を統御し、意のままにそれらを構成するという、いわば「創造者」たる画家という側面が色濃くあるのだが、小出の静物画に描かれる蔬菜や果物や道具は構成されるというよりも、雑然と並べられたものが多い。そこには統御者としての画家の意志は希薄である。濃厚な色彩で描かれた奇妙に捻じ曲がった胡瓜は、自らの意思を持って今にもうごめきだしそうである。西洋の静物画とは異なり、個々の対象とともに在る画家、という日本の静物画の一典型を見て取ることが出来よう。

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