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「昭和大東京百図絵」より 30.聖橋

概要

「昭和大東京百図絵」より 30.聖橋

その他

小泉癸巳男  (1893-1945)

コイズミ、キシオ

昭和7年/1932

木版(多色)・紙・1

37.3×27.8

@

48
「昭和大東京百図絵」より   
三十三 本所震災記念堂
小泉癸巳男

一枚
紙・多色木版
縦二八・〇 横三七・五
昭和七年(一九三二)
東京国立近代美術館


「昭和大東京百図絵」より
三十四 聖橋
小泉癸巳男

一枚
紙・多色木版
縦三七・三 横二七・八
昭和七年(一九三二)
東京国立近代美術館


「昭和大東京百図絵」より
三十九 東京深川塵芥處理工場  
小泉癸巳男

一枚
紙・多色木版
縦三七・三 横二七・八
昭和八年(一九三三)
東京国立近代美術館

                     
静岡市の生まれ。明治四十二年上京、大下藤次郎主宰の日本水彩研究所に学び、戸張弧雁、織田一磨に出会う。木版彫師として修業するが、大正八年日本創作版画協会第一回展に出品し、創作版画家を志す。大正十年旭正秀らと『版画』を創刊、翌年『君と僕』誌を刊行し、自画自刻自摺を強く主張。大正十三年『木版画の彫り方と刷り方』を出版。
「昭和大東京百図絵」は小泉(一八九三−一九四五)の代表作で、昭和四年に頒布を開始し昭和十二年に完成、さらに完成後意に満たない作品を改刻したのを含め百五図が残されている。浮世絵以来の名所地だけでなく、震災後の復興の中で都市化が進み、工業化・商業化が著しい東京の近代的な光景を積極的に取り上げ、その幾何学的な形態の美しさなどをドライな感覚で平明に描写。水彩絵具の鮮明な発色を生かした明るく単純明快な画面と、色彩のコントラストや中間色の柔らかさを巧みに使い分けた色彩効果が特徴的である。(都築)

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