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手筥

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飯塚琅玕斎  (1890-1958)

イイヅカ、ロウカンサイ

大正14年頃/c.1925

竹・箱・1

h17.3 w27.3 d37.7

飯塚琅玕斎(1890-1958)

手筥

IIZUKA, Rokansai

Box

1925(大正14)年ころ 竹

h17.3 w27.3 d37.7



長い年月を経ていぶされた煤竹(すすだけ)を用いた、被せ蓋式の手筥です。艶のある茶褐色が美しい煤竹を幅広のヒゴとし、力強く網代(あじろ)に編んで箱形とした制作で、内側は蓋も身もともに細かな枡網代編みとなっています。太めの籐の縁飾りがあり、全体に古びた化粧が施されていて、太く緻密な組紐もつけられて、雅な気品と格式の高さを表しています。

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