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無形の民俗文化財とは、祭りや年中行事、人生儀礼などの風俗慣習や、神楽や田楽、風流などの民俗芸能、そして生活や生業に関わる製作技術などの民俗技術などで、世代から世代へと繰り返し伝えられてきた無形の伝承です。
これらの無形の民俗文化財のうち、国では、特に重要なものを重要無形民俗文化財に指定し、保護を図っています。そして、これらの用具の修理や新調、施設の修理や防災、伝承者の養成、現地公開などに支援を行っています。
また、重要無形民俗文化財以外の無形民俗文化財のうち、その文化財としての価値に鑑み保存及び活用のための措置が特に必要とされるものを登録無形民俗文化財として文化財登録原簿に登録しています。
加えて、重要無形民俗文化財及び登録無形民俗文化財以外の無形の民俗文化財のうち、特に記録作成や公開等を行う必要のあるものについて、「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」として選択し,国が自ら記録作成を行ったり、地方公共団体が行う記録作成や公開事業に対して助成を行っています。