台南風景 たいなんふうけい

油彩画 / 昭和以降 /

藤島武二 (1867-1943)
ふじしまたけじ
1933
油彩,カンヴァス
40.9×53.2
神奈川県立近代美術館

 藤島武二は、明治、大正、昭和に活躍した洋画家です。彼は1928年に皇居の語学問所を飾る油絵の制作を頼まれ、それでは日の出の様子を描こうと、日本中のいろいろなところの日の出を見て絵にしました。しかし、なかなか満足ができず、ついには、台湾や内モンゴルにまで出かけて日の出を描こうとしました。
 この《台南風景》は、その頃、つまり1933年頃に描かれたものと思われます。台湾の南部には新高山という山があり(現在の名は玉山)、その麓を描いたのがこの風景画です。とても気持ちのいい風景画です。日の出の時間の澄んだ空気が温かみのある色彩を使って、すばやいタッチで描かれているからでしょうか。右側の崖の横に、はいつくばるように描かれているのは、孔子の霊を祀ったの建物(孔子廟)といわれています。いかにも南国の風景といった異国情緒たっぷりの心地よい風景画となっています。

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