崖ノ風景 がけのふうけい

油彩画 / 大正 

三岸好太郎 (1903-1934)
みぎし こうたろう
大正13年/1924
油彩・キャンバス  額装
縦33.4×横45.7cm
第2回春陽会展 日本橋三越 1924

崖ノ風景
Landscape with cliff
1924年
北海道立三岸好太郎美術館蔵[O-13]

第2回春陽会展に「兄及ビ彼ノ長女」(当館蔵/O-14)「友人ノ肖像」(当館蔵/O-15)「春ノ野辺」とともに出品されて春陽会賞を受賞した作品である。他3点は人物画であるが、本作は当時青年画家たちに写生地として人気のあった千葉県我孫子の風景を描いたものである。受賞しての感想を美術雑誌に寄せた文章の中で「崖の風景等、生々と迫つて来る自然の感じは、どうしても写実の路なしには描けない美しさ」と三岸は記す。同時期の彼の人物画の多くが、写実を離れて稚拙感を出しているのに対して、我孫子の崖を描いたこの作品では、観察の結果をそのまま画面に表現しようとした作画姿勢がうかがわれる。

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