マスクせる道化 ますくせるどうけ

油彩画 / 昭和以降 

三岸好太郎 (1903-1934)
みぎし こうたろう
昭和4年/1929
油彩・キャンバス  額装
縦54.3×横41.8cm
国際美術協会第1回内国展覧会 東京府美術館 1929

マスクせる道化
Masked clown
1929年
北海道立三岸好太郎美術館蔵[O-31]

三岸好太郎は、1928(昭和3)年から1932(昭和7)年にかけて、道化をテーマとした作品を数多く制作している。サーカスで活躍する道化は、三岸の持つロマンティシズムやグロテスクといった多様な資質を表現するのに格好の題材であり、そのシリーズは彼の画業に一時代を画すものとなった。その制作に数年さかのぼる1926(大正15)年の中国旅行の際、西欧的な雰囲気の漂う上海で見たサーカスの印象が、道化を描く一つのきっかけとなったともいわれている。
「マスクせる道化」は、1929年(昭和4年)5月の「国際美術協会第1回内国展覧会」(「内国各派大綜合展覧会」名の目録も有り)に出品された(出品作品名は「道化」)。同年4月の第7回春陽会展に出品した「面の男」(当館蔵/O-29)、「少年道化」(東京国立近代美術館蔵)につづき、三岸が道化をテーマにして展覧会に発表した最初期の作品である。

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