有楽町駅附近 ゆうらくちょうえきふきん

絵画  油彩画 / 昭和以降 / 日本 

松本 竣介 (1948)
まつもとしゅんすけ
1936(昭和11)年
板に紙,油彩
72.7×90.9
1枚

「歩いてゐて好ましい建物に打ちあたることは日常の習慣になつてゐる。その時僕は荒々しい数本の線でその建物を失敬してくるだらう。」松本竣介は短い生涯で数多くの都会風景を描き残した。その中でも建物は重要なモチーフとして繰り返し登場する。東京の有楽町を描いたものといわれている。建物が林立し当時から繁華街であった有楽町。そんな風景に惹かれ、ここで竣介は建物や線路の線を「失敬」してきて、太い線でぐいぐいと描いている。「竝んでゐる建物は僕にとつて余り立派なものである必要はない。安つぽい建物でも幾本かの立派な線を必ず持つてゐるものである。……何よりも建物の立つてゐるといふことが僕にとつて最も大きな魅惑なのだ。」

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